2014年10月8日水曜日

ガンダムビルドファイターズトライ 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/10/08
制作:サンライズ
評価:HV1280

1期より一回り小さく、特に横方向の伸びが悪い縦長楕円分布になるかなりソフトな画質に変わった。

ぼかしの強さに加え、黒に近い線だった1期から明るく黒浮きした線になり分布以上に甘く見えてしまう。彩度も少し低くなり、地味な絵になった。それでも1期より効果の多い作り込んだ映像になっているし、今期の他のサンライズ作品のような粗さもなく、比較的丁寧な作りと言えるかも。

線の輪郭は滑らかな線に見えるところがほとんどだけど、リサイズでの乱れもほとんどなく、縦720のジャギも綺麗に残っていて、これも引き続きHV1280。

トリニティセブン 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/10/07
制作:セブン・アークス・ピクチャーズ
評価:HV1280


少し四角感があるけれど、巨大と言ってもいいくらい伸びがよい。これも×状の分布が出ていて、どちらかというと鮮明さ優先のりサイズを使っているけれど、拡大しても線が荒れた感じなっていないので、粗い絵に見える環境は少ない方だろう。

彩度低めでも線もしっかり暗い明るい絵のくっきり画質になっているけれど、アップの絵と引いた絵で線の黒さの差が大きく、少しちぐはぐな感じがするシーンもあった。

分布通り鮮明で精細な絵に見え、線に注目すると1280x720より上と思ってしまいそうな特徴も多いけれど、1.5倍に拡大した3ピクセル周期の揺らぎがはっきり見え、この分布でもHV1280。

1280x720でもこの質感に仕上げるという点で工夫された映像という言い方も出来るけれど、当たり前になりつつあるちゃんと高解像度で作った映像と比べると、強引に鮮明さを引き出した上げ底画質に見えてしまう。今期は特にリサイズなどの後処理で鮮明さ稼いだように見えるアニメが多いけれど、作る側も高解像度に移行した制作の作品と比べて1280x720映像が見劣りすると感じているのかもしれない。

暁のヨナ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/07
制作:studioぴえろ
評価:HV1280

こぢんまりした分布なのに角ばったような特徴の微妙画質。上下に×上の分布が見えるけれど横方向にもノイズ分布が見える。拡大してみると線も崩れ気味で輝度ムラもありちょっと雑な作りに見えるけれど、ソフトな映像なので普通に見ていて気になるほど悪い絵になる環境は少ないだろう。

ただ荒れた絵の影響もあって圧縮劣化が多く、簡素なすっきり画質の絵の割りには地味な動きでも崩れたフレームが目立つ不安定画質になってしまっている。

×状のノイズ分布の特徴そのままで、縦720の特徴ははっきり見えないけれど、1.5倍に拡大した3ピクセル周期の乱れが残るHV1280。

カリメロ 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/10/07
制作:Gaumont Animation
評価:HVFULL


フランスのGaumont Animation制作の3DC。雑な検証しかできていないけれど、フィールドで見ても2フレームが合成されたような絵になっていたりするので、元は25fpsで作られた映像を変換した状態のようだ。

動きのないところではフレームレート変換での劣化も少ないようで、縦1080の特徴がしっかり残っているところも多く、普通にフルHD制作だろう。

縦の伸びがあまりよくないけれど、このフレームより縦の伸びが悪くなっているところが多いので、フレームレート変換で少し劣化しているのかもしれない。ただ、全体にCGっぽいジャギがほとんど見えないアンチエイリアスが効いた滑らかな線なので、フルHDでも元からソフトな映像で作られていた可能性もありそう。