2012年10月9日火曜日

ねらわれた学園 CM


局:テレビ東京
放送日:2012/10/08
制作:サンライズ
評価:HV1280


少し圧縮劣化も出ている条件のあまりよくないフレームだけど、伸びは悪くない。

演出上の効果でコントラスト抑え気味のカットばかりを選んだのかもしれないけれど、番宣では線もあまり黒くなくくっきり画質というほどの鮮明画質ではない。彩度高めの色付きグラデーションも多く使っていて、番宣程度の時間だとそれほど気にならないけれど、全編が似た状態だとちょっと目も疲れそう?

最近は、映画は1280x720超が当たり前というくらいテレビアニメの延長的な劇場版以外ではHV1280が少なくなってきたけれど、この作品は縦720のジャギもはっきり残るHV1280。黒帯なしの16:9のCMなので、これも最初から1280x720で作っている可能性が高そうだ。

ガールズ&パンツァー 1話


局:TOKYO MX
放送日:2012/10/08
制作:アクタス
評価:HV1280+/900


一目見て高解像度HVとわかる質感だけど、分布で見ても巨大と言いたくなるくらい大きな分布になる。細い線もしっかり暗い高コントラスト映像で、精細感も抜群の鮮明HVになっている。

効果の少ないべた塗り気味のすっきり画質が効いて高解像度でも安定感は高く、圧縮劣化もほとんど目立たない。背景の情報量の多いCGカットで動きが大きなところはそれなりに劣化も出ているけれど、普通に見てきて気になるような荒れも少ない印象。

番宣でも触れた通りもえたんのアクタスの久しぶりのテレビアニメなので、もえたんと同じ1536x864になるかもと予想していたけれど、さらに上の縦900のジャギが綺麗に残っていて元は1600x900。

さくら荘のペットな彼女 1話



局:TOKYO MX
放送日:2012/10/08
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280

大きめの円に近い分布になる鮮明HV・・・と言いたくなる分布だけど、元から線が余り黒くないのに輝度効果でかなり明るい映像にしているところが多く、線も明るく黒浮き気味になってソフトな絵に見えるところが多い。カットによっては線も適度に暗くなっていて、映像としても十分鮮明に見えるところもそれなりにある。

極端に明るくしているカットでは、ボケを感じるくらいはっきりしない絵に見えるけれど、遠近表現としてのぼかし効果のあるカットは多くても、少なくとも中心となる人物の線などの輪郭ははっきりしているところがほとんど。人の目には似たようなボケ感があってもコントラストを低くする輝度効果に偏っている点でJCフィルタ全盛期のJCボケHVとは異なる特徴と言えそう。

番宣、特にtvkの番宣で縦720の特長がまったく見えなかったのが信じられないくらい本放送では線の輪郭の特徴もはっきりしていて、縦720のジャギもつまらないくらいわかりやすく、やっぱりこれもHV1280。



局:tvk
放送日:2012/10/08
評価:HV1280


小ぢんまりした分布になっているtvk。このフレームではMXとの差が大きいけれど、カットによってtvkボケの影響度の差が比較的大きく、MXとの差が小さく、もっと大きな分布になるところもあり。

tvkでも本放送の映像では縦720のジャギもはっきり残っていた。

アイカツ! 1話


局:テレビ東京
放送日:2012/10/08
制作:サンライズ?
制作協力:テレコム・アニメーションフィルム
評価:HV1280+/837

少し横長の楕円分布になるところ多い少しソフトなHV画質。あまり黒くない線でくっきり画質というほどではないけれど鮮明さもまずまず。ただ比較的細い線での描写が多いのに、少しぼかしているので、カットによって少し黒浮きが目立つところがちょっと気になる。

グレイン風ノイズもあるけれど、放送ではノイズの粒はほとんど潰れてすっきりした絵になっていて、圧縮劣化もあまり目立たない。ノイズ効果などが潰れにくいBSでは少し印象の異なる絵になるかも。

番宣では810と書いてしまったけれど誤認だったようで、本放送の安定したフレームを見るとこの分布でも縦837。この数字はテレコムアニメーションフィルムでよく出てくるし、このアニメも制作協力に入っているので元は1488x837で間違いなさそうだ。クレジットとして制作サンライズの表示はないけれど、解像度視点で見るとテレコム制作色が強い特徴ということで、今回は制作協力も書いておこう。
 
CG部はカメラワーク的な動きが多く圧縮劣化で線の特徴が崩れていて、通常アニメと同じようにも見えるところがあったり、1280x720程度しかないように見えるところがあったりでよくわからない。放送映像からはっきりした断定できるような特徴を見つけるのは無理かもしれないけどBSJAPANで改めて調べてみる予定。

たまごっち!ゆめキラドリーム 148話



局:テレビ東京
放送日:2012/10/08
制作:OLM Team Kamei
評価:HV1280

ゆめキラドリームに変わったのを知らなかったので中途半端なタイミングだけど久しぶりにチェック。

3年前の1話以来なので、以前から最近変わった特徴かわからないけれど、1話で見たところより縦の伸びの悪く、極端な横長分布になっている。

線も極端に細くなく適度に暗いので、縦ボケがあっても絵で見ても気付かないくらい違和感のない鮮明画質になっているけれど、垂直に近い線に比べ水平に近い線になるほど輪郭がソフトで少し黒浮きしている。

線も滑らかなわかりやすいというほどではないけれど、縦720の特徴もしっかり残っていて、HV1280というところは変化なし。



上のような分布になるところが多いけれど、巨大と言ってもいいくらい大きな分布になるカットも混ざっていた。

鮮明さ優先したようなリサイズでジャギ感の強い線になっているけれど、上の分布になるカットより鮮明で精細感の高い絵に見える。ただ、高コントラストのすっきり鮮明画質というところは変わらないので、上のカットとの見た目の印象差はほとんどない。

拡大処理でも線がボケないリサイズ処理を使っているので大きな分布になっているけれど、ここも縦720のジャギが綺麗に残るHV1280で変わらず、この分布でも高解像度映像ではない。

てーきゅう 1話


局:TOKYO MX
放送日:2012/10/07
制作:MAPPA
評価:HV960?

動画節約とかいうレベルでなく、動く紙芝居と言いたくなるくらい、絵の移動や変形などで動きを加えたところが多い、超低予算っぽい短編。

縦の伸びが特に悪くアプコン並みにソフトな輪郭になっているけれど、特にSDっぽいジャギは見当たらない。

リサイズの問題か線も荒れ気味ではっきりした特長がないけれど、散在している僅かなジャギの特徴を強引に解釈すると縦540のところが多い。1080iの放送では劣化でも縦540の特長が出やすいので、本来の映像の特徴かどうかも怪しく?付き。

ガタガタというくらいジャギがはっきり残っているカットがあったので数えてみると横1040になっていたけれど、そこだけの特徴でカット毎バラバラっぽいので元絵の特徴が見えただけだろう。その程度の画像を使っているところがあるということで、正確な数字はともかくHV960クラスの映像なのは間違いなさそう。