2012年7月10日火曜日

ゆるゆり♪♪ Blu-ray&DVD vol.1 CM



局:テレビ東京
放送日:2012/06/09


CM内の1話の映像が、先週の放送本編と比べて暗く変化していたので、簡単に特徴を確認しておこう。

いつもの輝度分布で上が放送、下がCMの同じフレーム。比較しやすいように上の本編は上下反転してます。真ん中の境界のところで比較すると、上の放送より下のCMの方が左(暗)方向にずれたように見えるけれど、黒い部分の右端の明るいところはあまり差がない。

説明どおりに単純に補正しても全体が一致するわけではないけれど、大雑把に言うと暗い方向に輝度を引き伸ばすことで少し暗い絵に補正したような差で、明るい部分は僅かな変化だけど、暗い部分ほど変化が大きくより暗い色に変わっている。少し時間をかけて調べれば違いを数値化することは可能かもしれないけれど、そもそも「補正」した映像である保障もなく、放送映像を補正してこのCMと同じ色にすることが可能かどうかは不明。

線も少し暗くメリハリのある絵になっているけれど、CMを制作したところが、あまりに明るいので勝手に補正しただけなのでは?(もちろん憶測)と思いたくなるくらい、まだどこか不自然な明るさバランスという感じがする絵で、カットによっては暗くなりすぎたように見えるのは気のせい?

放送本編は明るすぎると感じるところが多いけれど、ミスがあったといえる特徴があるわけでもなく、おかしいのはこのCMでBDは放送と変わらないという可能性も十分ありそう。



先週の髪色比較にCMを追加して色で違いを見ておこう。上からOP, CM, 1話放送本編。完全なべた塗りではないので、多少誤差があります。

今回のCMは、放送では下の色だったものが中央の色に変化した状態だけど、OPよりさらに暗く彩度も高くなっている。暗い色ほど差が出る傾向通り、結衣髪色の違いがわかりやすい。

はぐれ勇者の鬼畜美学 1話


局:TOKYO MX
放送日:2012/04/09
評価:HV1280


大きな円分布でだけど、分布の割りにはくっきり感のないソフトなHV画質に見える。

極端な高コントラスト映像なのに、線が全体に黒浮き気味で、特に人物の顔などを中心に極端に細い線で描かれたところは線が明るい色になってメリハリのない甘い絵になっている。
テレビの鮮明化処理次第でそこまで違和感は感じない環境もあるだろうし、狙った画質かもしれないけれど、不自然さを感じてしまうカットも少なくない。
 はっきりとした線では線の特徴が乱れず安定した画質になるMXだけど、線が明るくはっきりしない映像では劣化が出やすく、軽微なノイズ効果があることもあって、線に周期的な乱れがあるなど圧縮劣化も多い。荒れて見えるわけでもないけれど、MXでも相性悪い映像かも。

 
細すぎるくらいの線で描かれている精細な映像で、解像度限界でジャギ感の強い線になっているところが多く、縦横とも1280x720の特徴がわかりやすいHV1280。