2008年8月18日月曜日

ななみちゃん


局:BShi
放送日:2008/08/18
評価:HV1280-i

1月に見たときよりかなり悪いけど、今放送中なのが第1シリーズで2004年放送と古いからかな。
基本的に状態は同じでフィールド単位の拡大で縞が出ているのだけれど、インタレ保持でリサイズしてもあまり綺麗にならない。フィールドで見ても劣化が見えるので、縞が出たことに気付いた人がそれを誤魔化すために僅かなぼかしフィルタをかけてしまったとかかな?その影響で横の分布も悪くなってしまった感じ。
逆に1月のチェック回はインタレ保持の効果がはっきり出るという差がある。

銀色の髪のアギト BD化発表記念で2回目


局:BShi
放送日:2007/09/30
評価:HV1280+

去年確認したところとは別の場所。久しぶりにみると解像度の高さに驚かされる。リサイズによる線の揺らぎと思われるような特徴が見出せず、縦1080に十分に近いか、元はそれ以上かもしれないと思うほど。横方向には比較的強いリンギングが出ていて、分布も左右が切れて四角な感じになっている点は気になるけれど、横方向にもリサイズでの乱れが見出せないので、HV1920という分類があるならそれに分類したくなる絵かな。精細さという視点で見ればここでの過去のチェックの中でトップクラスだろう。とはいえ横の分布は他を圧倒するわけでもないことから、リサイズの特徴はなくても1920を限界まで使ったというほどでもない。縦方向は切れてしまっていて、HVアニメでの分布については適切に確認できていない状態のものが増えている感じなので、ここをはじめて2年目に入る秋からは若干処理方法を変更しようかな。

こちらはほぼ画面全体が3DCGと思われるところ。コンピュータ画面的なCG部分も含めて、CG部は全体に分布が悪くなる。コンピュータ画面のようなところは作成したイメージを絵に合わせて変形している影響なのか低解像度になっている部分もあるけれど、HV1280程度では不可能と思えるくらいのCGの細かい描写も見えている場所はあるので、CGも十分な解像度で作成されたけれどジャギを軽減させるために故意に少しぼかした感じにも見える。CGの解像度を断定できるほど明確な特徴は見出せず。

精細な絵は当然情報量も多く、あまり出来のよくないBShiのリアルタイムエンコードでは破綻しているところが大量にあるので、BDではそのような部分の改善と、技術的な理由で乗ったように見える横方向のリンギングノイズの軽減で別次元の映像を見せてくれそうな気はする。
そうは言っても、ここまで情報が多いHVアニメの場合、BD程度のレートでまったく破綻がない映像にできるとは思えず、圧縮による劣化が動画で見てもわかってしまうようなところも残るのでは、という点は少し興味あり。